株式投資と企業価値評価 | 良い投資は「時」ではなく「価格」

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投資はポジションが全て

買う、あるいは売るなど、一度ポジションを持った時点で、勝負は決まっています。

一流の投資家は買った時点で勝っています。

「いい買い物ができた」と買うと同時に喜ぶのです。

未熟な投資家は、確信を持てずにその場の思い付きで買い、買った後に「株価が上がってくれ」と願います。

投資はポジションを取ってしまえば後から変えることは出来ません。
ポジションは過去であり、過去に全てを縛られます。
勝負はポジションを取ってからではなく、ポジションを取る前に確定しています。

家電や美術品を買うことと同じです。
「本物だ」と言われ100万円の絵画を買い、買ってから「頼むから100万円の価値があってくれ」「頼むから偽物でないように」と願うのは愚かでしかありません。

そんなものは買う前に十分確認すべきで、分からないならそもそも買うべきではないのです。

同じように、先がどうなるかわからないのに金を出すのは、投資ではなく投機以下、無鉄砲なギャンブルです。

これは当たり前のことですが、株、投資信託、FXなど投資の話になると、予めよく調べずに「頼むから上がってくれ」と願う人は意外と多いようです。
これは典型的な負けパターンです。

家電や美術品を買うように投資をする

買う前に、商品の値札を見て「それだけの価値があるだろうか?」と触ったり試したりレビューを調べ、「この店よりももっと安く売っていないか」とアマゾンや価格コムなどで調べてなるべく安く買う。

よくわからないものには手を出さない。

これは誰もがすることでしょう。
しかしこれは重要な教訓で、投資も全く同じです。

企業の価値は、事業の将来性や、他社への優位性、財務分析によって明らかになります。
これは面倒なようですが、しかし金額を考えれば当たり前です。

投資となると額が数万~数全万円になることもあります。
高級時計や住宅を買う時、よく調べるのは普通でしょう。

場数が目利き力を高める

「企業を見る目に自信がない」という方は、数をこなせば必ず目は肥えます。

絵のことを知らない人がピカソの絵の価値を想像できません。
しかし鑑定士は、今までとにかくたくさんの絵を見て、時に本物と偽物を間違い、失敗を繰り返しそのたび勉強を重ねてきたからプロになれたのです。

企業を見る目をつけるには、実直に数を積み重ね、(致命傷にならない範囲で)失敗することで必ず報われます。

バフェットは、学生から「企業分析の力をつけるにはどうすればよいですか」と聞かれ、「とにかくたくさんの財務諸表を読むことです」とシンプルに答えています。
誰でもできることを、実直にやり続ける人は意外と少ないのです。

あなたにその力があれば、それだけで優位に立てます。

投資は待つこと

企業価値をしっかり分析できれば、後は投資すべき時期を待つだけです。

つまり投資は、今割安かどうかを常に問うのです。
割高か妥当な株価なら、投資は保留します。
そしていつか割安になったタイミングで、一気に投資します。

株価それ自体が問題なのではなく、自分が思う企業価値に対して、高いか安いか。
そして自分の判断がもし甘かったとしても、「それでも明らかに割安だ」と言えるかどうかがポイントです。

2016年は大暴落のタイミングが2度ありました。
6月の英国EU離脱の国民投票と、11月のトランプ大統領の当選です。

日経平均は1000円ほど下げ、すぐに元の水準を回復しました。
ソフトバンクはアーム買収の時に株価が急落しましたが、その後株価は元の水準を超えて伸び続けました。

ソフトバンク株価

このような、割安と思える水準で買うことができれば、その時点で勝っています。

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