「銀行員諸君!」江上剛、須田慎一郎の感想

リアリティ、ノンフィクションの面白さが詰まっている。
江上剛氏と周囲の人物の人間的魅力。

70年~00年台前半まで、日本の腐った銀行・金融当局のシステムの中で何が起き、江上氏がどのように立ち回ってきたのかが描かれている。

腐敗の記述に私は驚き、悔しく哀れな気持ちを抱きはしたが、その中でも真実を追求し再建に励む善意の人々がいたことは事実。
そのような人たちの意志は、この本の中にしっかり刻まれて、異臭の中でも一際目立つ。

「呪縛」のシステムは完全に解消されたわけではない。
日本の金融システムではたくさんの清算すべき仕事が残っている。
先人たちの前向きな意志を秘かに抱えながら、金融システムはリーダーを待っている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。