日経新聞読み方のコツ。初心者・新社会人も今日から実践わかりやすい勉強法

nikkei

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この記事では、日本経済新聞読み方勉強方法をわかりやすく解説します!

アキ

日経マスターのアナリスト村田さんと、トレーダー朝倉くんにお話を伺います!

アキ

(読むための方法を早く知りたい方は、こちらまで飛んでください。)

朝倉さんは日経新聞を読み始めたきっかけは何ですか?

アキ

トレーダー朝倉

僕は学生時代から株式投資に目覚めて、自己流で初めて見たんだけど、大事な30万円を溶かしちゃって……

トレーダー朝倉

それで投資の知識が欠けているなって痛感して。
どうすれば知識がつけられるかいろいろ試してみて、世の中で何が起こっているのかを知るために最も重宝してきたのが「日本経済新聞」と「日経ヴェリタス」だった。
村田さんも日経は必読ですよね?

アキ

アナリスト村田

一応毎朝目は通してます……。

トレーダー朝倉

村田さんご謙遜を。
村田さんは日経ノート作って、記事の切り抜きもしてますよね(笑)

 

nikkei-scrap

村田さんの日経新聞の切り抜き

日経新聞への愛を感じます!

アキ


私は社会人になってから読み始めました。
でも、はじめは難しかったです。

読み方を勉強して、本当に活用できるようになるまでには1年以上かかってしまいました……。

アキ

トレーダー朝倉

そうだね。
今となっては手放せない日経新聞だけど。
僕も、日経新聞はレベルが高くて、専門用語も多くて、はじめは理解するのが難しかった。

トレーダー朝倉

でも、苦労したからこそわかるけど、
日経新聞は初めは難しくても、コツを掴めば必ず便利に活用できるようになる!
頼りにしています!

アキ

 

というわけで、これから日経新聞を読みたい初心者の方、新社会人の方、もっと効率よく時間を節約して速く読めるようになりたい方にむけて、読み方・勉強の方法を聞いていきます!

アキ

 

  • そもそも学生や新社会人は日経新聞を読むべきか?
  • 初心者が理解するための勉強方法
  • 中級者がもっと効率的に時間をかけず情報を得るコツ

そもそもビジネスパーソンは日経新聞が必読なのか?

これから日経新聞を購読しようか迷っている方、最近取り始めたもののいまいち読み方が分からない若手ビジネスパーソンの方も多いですよね。

アキ

就活や新入社員研修では、まず「日経新聞を読むべき」と言われると思います。
「ビジネスパーソンとして必要な情報が載っている」と説明されますよね。

アキ

ただ、「日経新聞は難しいのにわざわざ苦労して読む必要があるの?」と始めは疑問がありました。

アキ

村田さんは今迷っている方にどうアドバイスしますか?

アキ

アナリスト村田

ビジネスでプラスになるのは間違い無いと思います。
絶対に読むべきだとは言いませんが……
その理由とは!

アキ

アナリスト村田

はい、
ビジネスは時代の流れを読むのが必須、情報こそ命です。
そして、ビジネスの情報を得る手段として日経新聞は最適なのです。

トレーダー朝倉

うんうん。

ビジネスパーソンの情報収集に役立つ日経新聞

アナリスト村田

そもそもビジネスは情報の収集と決断の繰り返しです。

アナリスト村田

時代の流れを読み、市場機会を探り、顧客のニーズを見極め、提供するためのシステムを構築し、利益を再分配する。
これらは全て、情報を認知して、最適な意思決定をするプロセスです。

アナリスト村田

小売業界なら、原油価格が上がれば物価が上がるので消費の節約志向に備えなければならず中東情勢・OPECや米国シェールガスの動向は大切です。
ネット・金融業界なら、米国GAFAがデータ経済圏を築いているので、対抗するためにデータが残る決済サービスが重要なのです。

トレーダー朝倉

現実的な仕事論ですよね。
情報の処理の連続なわけですね。

アキ

アナリスト村田

そうです。
そしてそのための情報収集は、経済・ビジネス・金融・企業・政治などの情報がバランスよく網羅的に掲載されている日経新聞が最も効率的です。

日経新聞以外の手段はないのか?

数ある新聞・メディアの中で、なぜ日経新聞が最適なのかも教えてください!

アキ

トレーダー朝倉

お、鋭い質問。

アナリスト村田

他の全国紙は、世の中で起こっていることを知る点ではもちろん申し分ないのですが、記事が社会・政治・経済・文化と分散されていて、必ずしもビジネスパーソンをターゲットにしていません。

アナリスト村田

ネットニュースに至っては、天候・災害・芸能・不祥事・事件など目立つ事件が多く取り上げられる傾向があります。

アナリスト村田

一方、日経新聞は社会・政治・文化だけでなく、経済・企業・金融などが非常に充実していて、仕事・ビジネスに直結する情報が網羅的に書かれています。

アナリスト村田

これほどの分量とクオリティは他ではなく、ビジネスパーソンは日経新聞が最適です。
補足
もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事でも理由を聞いています。

アキ

 

old-newspaper 社会人・学生は情報収集で新聞を読むべき?ビジネスの情報収集で日経新聞がオススメの理由

全国紙・地方紙や週刊誌も読めるなら読むべき

アナリスト村田

ちょっと大変ですが……
経済偏重になるのを避けるために、他の全国紙(朝日・読売・毎日・産経)を1部、それから地元の地方紙の合計3紙を読むのが望ましいです。
あるいは、ネットで見出しだけなら無料で確認できるので空き時間に眺めるのも良いですね。

アナリスト村田

また、日々の新聞だけでなく、週刊誌、月刊誌も情報収集には武器になります。
新聞だけではわかりづらい業界の構造をじっくり理解できるので、情報収集の密度が濃くなります。

アナリスト村田

オススメは東洋経済、ダイヤモンド、エコノミスト、ニューズウィークです。
特に東洋経済はビジネス系週刊誌の中で、業界関係の特集記事のクオリティが高いです……。
順に税込690円、710円、670円、460円と毎週買うのは大変ですが

トレーダー朝倉

「楽天マガジン」なら全誌とも読み放題で、月額380円ですよね!
しかも最新号もバックナンバーも、他200誌も読める。
安っ……!
書店に通って、目次を読んで買うかどうか悩んで、月に数千円かけていた自分がバカらしいです。

アキ

アナリスト村田

私のようなスクラップオタクは紙面も好きですが、そんな私でもバックナンバーや記事のラインナップをざっと把握したい時は楽天マガジンを使っています。

アナリスト村田

また、どうしても「新聞購読料がもったいない」という方は、雑誌でカバーすることもできると思いますのでぜひ活用してみてください。

 

【楽天マガジン】200誌以上の雑誌が読み放題!

へええー。

アキ


雑誌読み放題サービスではauブックパスアマゾンKindleUnlimitedや他にもFODなどがあります。
記事の最後で簡単な比較をしています。

アキ

日経新聞を読むべき理由
  • ビジネスパーソンは情報が命
  • 日経新聞は経済中心に網羅的・効率的に情報収集できる最良ツール
  • 社会・政治・文化や業界の深掘りに全国紙・地方紙・雑誌も役立つ

日経新聞は難しい!理由と解決策

日経新聞はビジネスパーソンに必須で最適な情報収集の手段だとわかりました。
ですが、私のような初心者には正直難しいです……!

アキ

何かアドバイスはありますか?

アキ

アナリスト村田

はい……。
日経新聞を読むことが難しい2つの理由は、専門知識分量です。

日経は専門知識が前提

アナリスト村田

ズバリ、
日経新聞は初心者には難しいです。

トレーダー朝倉

まあ、経済や金融の基礎知識がある経営者や投資家でもストレスなく読める構成にしているからねー。
冗長なやさしい説明は少ないよね。
「基礎知識の無い人は知らん!」みたいな(笑)

アナリスト村田

これが、初心者がつまずいてしまい、購読を始めたもののいまいち理解できず、妥協してしまう最大の理由です。
そして、日経新聞がただの部屋の肥やしになるワケですね……。

アキ

日経新聞は最大の分量48ページ

アナリスト村田

また、もうひとつの難しい理由、分量です。

アナリスト村田

朝日、読売新聞などの他の新聞に比べても文字が小さくて1面あたりの文字数が多い上、ページ数も最大48ページとあらゆる新聞の中でも最大です。
平均的な読書スピードの人なら1時間〜2時間かかります。
私は真剣に日経新聞を読もうと決意して初めて読んだ時、全記事を読むために朝の3時間をかけてやっと読み終わっていました。。

アキ

トレーダー朝倉

でも根性あるね。

アナリスト村田

まして、専門用語が当たり前のように登場するために、初心者にとっては長いし難しい。
しかも苦労して読み終わっても、翌朝になれば淡々と郵便受けに届きます。
まさに冷徹な鬼のような「自動読書課題新聞」なわけです。
そもそも日経新聞が難しい理由
  • 専門知識が前提
  • 分量が多い

日経新聞速読のための方法は「理解のための勉強」

アナリスト村田

日経新聞は、ビジネスパーソンとして情報収集に必須なのに、読むのが難しいし分量もある。
会社勤めの忙しい方なら、なかなか時間をとることも難しいことでしょう。

アナリスト村田

そこで、私がオススメする日経新聞の攻略方法は……。
はい

アキ

アナリスト村田

それは、いっそ自己投資と思って時間をかけて必要な知識を勉強してしまうことです。

アナリスト村田

それから多い分量に対しては、読むべきところの優先順位をつけることです。

速読には基礎知識が必要

アナリスト村田

「そもそも速読術はないのか?」という疑問をよく聞きますが、ただ時間を短縮するだけの速読にはあまり意味がありません。

いくら読むスピードが早くても、初めて読む人が内容を理解するのは難しいため、成果はいまいちです。
それから必要な記事を精読すると時間がかかるため少しの記事しか目を通せないことになります。

情報収集の成果は「読むスピード×理解力×時間」です。

ちゃんと内容が理解できて、記事を自分ごととして解釈できるようになることが優先です。
そのためには、基礎知識をつけるしかありません。

その上で、次は速読力を上げるというステップに行くのが基本です。

トレーダー朝倉

日経新聞の読み方は外国語の勉強とまったく同じですよね。
全く知らない外国語を聞き流しているのと同じという。

アナリスト村田

初心者ならまずはゆっくりでも良いので記事を確実に理解できるよう基礎知識を蓄えることが、遠回りのようでも近道です。

日経新聞とビジネス週刊誌の組み合わせが効率的

基礎知識というと、先ほどのビジネス系週刊誌の話も関係あるんですか?

アキ

アナリスト村田

あります。
先ほど紹介した東洋経済、ダイヤモンドなど週刊・月刊誌のメリットですが、
週刊だからこそできる特集記事で、一気に業界のことを勉強できるのが良いところです。

アナリスト村田

例えば日経新聞2018年10月22日の「ヤフー、不正広告排除へ ガイドラインを強化」というこの記事。
不正広告について手口や課題が記事中でも触れられていますが、
スペースには限りがあるのでこの記事だけで実態を理解するには限界があります。
そうですね。
読んでみても、「アドフラウド」「サプライサイドプラットフォーム」とか知らない用語もあって、理解できたとは言いづらいです。

アキ

アナリスト村田

それが普通です。
しかし、この「東洋経済」の表紙を見てください。

おお!
ぴったりなテーマですね!

アキ

アナリスト村田

これを読めば、ネット広告業界の課題や問題点が実にわかりやすく理解できます。
特集には業界の市場規模や構造だけでなく、メディア代表としてヤフーやグーグル、広告代理店の電通、博報堂、広告主として超大物のP&Gなど、あらゆる立場の人物が登場して、色々な角度から一通りのことがわかりました。

アナリスト村田

しかも、この特集は2017年12月。
先ほど「不正広告」の日経新聞の記事は2018年10月です。

アナリスト村田

つまり情報を先取りして、その後何度も使える知識が手に入るのが雑誌の良さです。
村田さんのスクラップもこうして何度も役立っているんですね。

アキ

アナリスト村田

東洋経済だけでなく、エコノミストや日経ビジネスなど良い雑誌はたくさんあるのでぜひ書店で手に取ってみてください。

日経新聞の基礎知識の勉強にアプリを活用

「企業情報」や「投資情報」では、企業の経営戦略、マーケティングや財務会計に関することが出てきます。

アキ

正直そのための勉強もしなきゃ!とは思っているのですがなかなか勉強の時間も取れず……。
良い方法はありませんか?

アキ

アナリスト村田

これも雑誌がオススメです。
先ほどの楽天マガジンならスマホ・タブレットで空き時間に読めるのが良いところですね。

アナリスト村田

それからもう一つ、「グロービス学び放題」というアプリです。

アナリスト村田

ビジネススクール・グロービス経営大学院の関連会社が運営しています。
2017年に個人向けがリリースされ2019年1月時点で6万人もの利用者がいます。
globis-top-smile
globis-category

アナリスト村田

アプリは講義形式の動画が定額見放題。
財務・会計・ファイナンス14時間分、マーケティング26時間、その他、経営戦略、キャリアなど合計200以上のカリキュラムがあります。

アナリスト村田

スタディサプリのビジネス版だと思ってください。
ビジネスの基礎的な用語や、応用的な使い方を実務経験者の講師がやさしく丁寧に解説しています。

アナリスト村田

それから社会人にも学生にも嬉しいのが、
スマホ・PC・タブレットで観られるので、時間がなくても大丈夫だという点です。

アナリスト村田

「10日間無料トライアル」で全ての動画が見放題です。
キャンセルしても料金はかかりません。
正直、無料トライアルはなぜやらないのか分からないくらいのお得感なので、ぜひのぞいてみてください。

 

【グロービス学び放題】無料トライアル

感想や評判はこちらのページにまとめています。

アキ

速読のための基礎知識をつける方法
  • 日経新聞の速読の前に基礎知識が必要
  • 基礎知識は週刊誌で深掘り
  • ビジネスの基礎知識は書籍やアプリも活用

ゼロからの日経新聞の勉強法ポイント

アナリスト村田

これから紹介する4つのステップの方法で勉強すれば……
経済や業界の知識が全くなくても、日経新聞の理解度も速読力も日に日に上がって行くはずです。

 

アナリスト村田

おそらく半年でも習慣にすれば、日々の情報収集で困らないほど知識が付いているはずです。

STEP1 まずは一部購入し紙面全ページで理解できない用語・記事をチェック

アナリスト村田

コンビニなどで一部を購入し、わからない用語や記事に印をつけます。

これは何を知っているかではなく、自分が何を知らないかを知るのが目的です。

頻繁に登場する用語の例をあげると、以下の通りです。

GDP、消費者物価指数、為替レート、M&A、AI、I oT、経常利益、自社株買い、企業価値、金融緩和、テスラ、テンセント、経団連、固定価格買取制度、労働分配率、社外取締役、ROE、ESG投資、フィンテック・・・
私は意外と知らない用語がたくさんあって、打ちのめされた憶えがありますね。

アキ

トレーダー朝倉

学生や若手社会人ならわからない事だらけなのが当たり前!
何度も使われるのですぐに慣れる。心配する必要はない。

STEP2 印をつけた用語・記事についてネット・本で調べてみる

アナリスト村田

外国語の読解と同じ要領で、「辞書引き」をします。
知らない単語を知らずして記事の理解はあり得ません。

アナリスト村田

ひとつひとつに全力を注いでも大変なので、
気負いすぎず「だいたいこんな意味かな」と7割程度の理解でOKです。

アナリスト村田

とにかく広く浅く、「辞書引き」を繰り返す。
質よりも数が重要です。

トレーダー朝倉

ひと通り調べてみると、意外な発見があるはずだ……!

トレーダー朝倉

例をあげよう。
GDPを調べる

トレーダー朝倉

「GDP」とは経済の規模のことで、経済成長=GDPアップであること、「GDP=個人消費+設備投資+政府支出(公共事業)+貿易」で、GDPのうち個人消費の割合が60%近くもある!
つまり経済成長のためには消費が不可欠であることがよくわかる。

トレーダー朝倉

ちなみにGDP世界トップは米国約2,000兆円、中国約1,000兆円、日本約500兆円。
なぜ米国や中国の景気が日本でここまでニュースになるのかがわかる気がするな!
マクロ経済に関する主要な経済指標は、こちらのページもどうぞ!

アキ

企業・業界情報を調べる

トレーダー朝倉

投資欄・企業欄で、「百貨店や総合スーパーが苦戦」という記事を見かけたら、小売業でどんな変化があるのか?を調べる。
ネットで「小売 課題」と検索するだけで「アマゾン・エフェクト」「シェアリングエコノミー」「フリマアプリ」などが重要な変化だと知る事ができる。

トレーダー朝倉

一方で、ニトリ、セリア、ABCマートが意外なほど儲かっていることに驚くはず。
ということは「背景には消費者の節約志向がある」「ネットでは買いづらい商品の専門店はECサイトに代替されづらいかも」と推測できる。

トレーダー朝倉

これだけでも深い情報収集だけど、さらに知りたいなら消費者の平均所得の推移や可処分所得、ECサイトの購入額を調べても面白いかもしれない。
百貨店やスーパーの記事をきっかけに、ビジネスに役立つレベルの基礎知識になっていくわけですね!

アキ

会計の勉強や、決算書の読み方が知りたい方向けの記事もありますので、よければご覧ください。

アキ

STEP3 一部買いと辞書引きを繰り返す

アナリスト村田

1部の辞書引きが終わったら、もう1部買います。
そして同様に、「全ページに目を通す→わからない箇所に印をつける→辞書引きで調べる」を繰り返します。

アナリスト村田

一度調べたことがある単語が再度出てきた時、忘れてしまっている時もあります。
その場合は、逆にチャンスです。

トレーダー朝倉

何度も登場する言葉は、重要だから」ですね。

アナリスト村田

頻出単語をしっかり理解しておけば、今後何度も役に立つということです。
よい機会なので、優先的に憶えましょう。

アナリスト村田

STEP1と2を10回も繰り返すと、新聞の理解度が格段に上がっているはずです。

STEP4 頻出単語を深掘りする

アナリスト村田

10回も繰り返すと、日経新聞に特有の頻出単語があることに気づくはずです。
先ほど挙げたようなGDP、M&Aなどはまさにそうです。

新聞記事に触れることで、「自分の知識の薄いテーマ」「実務に役立つテーマ」という知るべき話題が浮かび上がってきます。

「GDPとか物価が頻繁に話題にあがるのに、意外とマクロ経済の知識が弱いが重要らしい」
「記事に出る企業に勤めているのに意外と自社の財務状況がよくわからない」
「製造業に居るが自動化やIoT、AIという波をよく知らなかったが役立ちそうだ」

このようなひらめきや気づきはとても大切で、ぜひそのテーマは一旦深掘りして概要だけでも体系的に知識をつけておくと良いです。

  • 例えばマクロ経済関係は簡単な入門書を一冊買ってみる
  • 財務会計は財務三表の読み方や営業利益・純利益の違いを知っておく
  • 業界紙や週刊誌の特集を読んでみる

できれば、政治・経済・社会・企業・国際・投資と、日経新聞の主要テーマを一通り理解できるようになるのはとても重要です。
しかし、現実的に働きながらだと、日々の業務を優先しなければという事情があると思います。

そこで、実益・理解度・興味という観点から優先順位を決めて、まずはできることから少しずつ、深掘りして行く。

例えばあなたのいる業界が食品なら、流通、卸、物流、農業、農耕技術、ライバルの動向など、というように。

欲をいえば、主要企業・人物・技術・地名など固有名詞と、概要の数字(売上、業界規模、産業人口、市場人口など)を把握する。
具体的な話ができるかどうかというのはビジネスでは大きな違いなのです。

これをすると、今後ずっと記事を読む時に役立つ知識がつきます。
もちろん、実務でも役に立ちます。
課長、部長と役職が上がる、フリー・独立する時などキャリアでも役に立ちます。

補足
「重要用語を学ぶ時間がない!」という方は、経済学の中村教授のこちらの記事がおすすめです!

アキ

用語の意味だけでなく、現状の数字や課題を分かりやすく解説してもらっています。

アキ

【マクロ経済編】日本経済の現状と今後を知ろう。GDP・生産性・物価・雇用・失業率を解説

【貿易・国際収支編】日本の貿易を知ろう。国際収支・経常収支・貿易を解説

【国家財政編】日本経済の国家予算・税収を知ろう。一般会計・補正予算・社会保障費・税制を解説

アナリスト村田

STEP1〜STEP4を三ヶ月ほど続けるか90部も繰り返せば、かなり日経新聞の読み方は身についています。

アナリスト村田

基本的な事柄はほとんど理解できるはずなので、全ページ30分〜1時間もあれば読めるはず……。
あとはあなたの興味のある分野の記事を中心に、勉強を掘り下げていけば良いでしょう。
それなら私でもなんとかできそうな気がします!

アキ

新聞理解に使える基礎知識をつける勉強法
  • 一部だけを買い時間をかけて辞書引きを繰り返す
  • 実益・理解度・興味の点から優先すべきテーマを深掘りする
  • 固有名詞と数字も把握するのがコツ

日経新聞の基礎知識がついてからの速読術

アナリスト村田

基本的な知識があれば、速読は簡単です……。

あなたはこれまで説明したような、一部買いと辞書引きを繰り返して自分の苦手分野を知り、基礎知識を身につけた状態です。
読むべきところも、頭の中では整理できています。

そこで、朝の30分で読むことを考えます。

STEP1 ざっと全ページの見出しに目を通します。

アナリスト村田

すべての記事の見出しだけを確認します。

大きな記事からベタ記事(数行だけの小さな記事)まですべてです。
読むべき記事や興味がある記事は、その時に記憶するか印をつけましょう。
私はスクラップをすることを前提に、見出し部分に日付を書き込んでいます。

さっと2〜3分、とにかくページを早くめくりましょう。

新聞は見出し文字のサイズ、文字数の量で的確に記事の重要度を伝えていますので、興味がなくても大きな記事は要注意。

この目的は、あなたにとって重要なニュースの読み逃しを防ぐためです。
世間的に大きなニュースじっくり読むよりも、まずはあなたのビジネスにとって重要な出来事を知らないという致命的なミスを防ぐことがポイントです。

業界の先読みケーススタディ

アナリスト村田

たとえばヤマト運輸の値上げ。
その結果としてのアマゾンの出品者への協力金の要求。

あなたがECサイトや小売業で通販をしているなら、価格戦略に大きな影響を与えるでしょう。
このようなニュースは突然出てくることもありますが、ほとんどは目立たない「兆候」があります。

歳暮需要や人手不足…宅配便、年末年始の遅配拡大も
2016/12/27 日本経済新聞

ヤマト、未払い残業代支給へ 7.6万人調査、数百億円規模か
2017/3/4 日本経済新聞

アナリスト村田

「遅配」「人手不足」「未払い残業代」
こんなシグナルが発覚したら、朝倉さんはどう考えますか?

トレーダー朝倉

そうっすねー
僕なら、

 

供給は限界に来ている
→人材確保のために待遇改善、賃上げ必須
→取引先へのコスト負担増は不可避
→配送料値上げ
→価格を上げることで客離れor意外と客は離れず単価が上がって業績が上がる。

トレーダー朝倉

ってシナリオはあらかじめ想像しておきますかね!

ヤマト、27年ぶり全面値上げ アマゾンと交渉入り
2017/3/7 日本経済新聞

ヤマトHD、営業黒字転換 17年度下期380億円
上期(17年4~9月)は130億円前後の赤字とほぼ想定通りになったようだが、下半期は未払い残業代の支払いが一巡。
10月から実施している個人向け宅配料金の値上げも業績を押し上げる。

2017/10/7  日本経済新聞

アナリスト村田

このようなシグナルは必ずあるので、早く知るのが重要です。

アナリスト村田

これが、忙しい人でもとりあえず全ての見出しをチェックするのが良い理由です。

STEP2 重要記事の見出し+リード文+最初の1段落を読む

アナリスト村田

全ページの見出しをチェックすれば、読むべき記事が3〜4個見つかるはず……
今度はその記事に時間をかけましょう。

記事全文読むほどの時間がない方は、見出し+リード文+最初の1段落だけでも読みましょう。
新聞は、それだけで記事の概要が把握できるようになっています。

STEP3 その他の記事の見出し+リード文+最初の1段落を読む

アナリスト村田

さらに時間に余裕があれば、前から順に、見出し+リード文+1段落を読むと良いです……。

アナリスト村田

あなたにとって関心のある記事だけでなくほかの記事も読むことは、
一見無駄なようでも実はどこかで関連していて隠れたビジネスチャンスに繋がります。

トレーダー朝倉

今の時代、純粋な機械業や純粋な食品業などはありえませんよね。

トレーダー朝倉

たとえば機械なら、自動化、人工知能の導入、労働市場の逼迫による機械の代替、医療現場でのリハビリへの応用など、幅広く市場機会がありますよね。

アナリスト村田

そう……
広く知っておくことはビジネスパーソンなら意外と無駄ではないです。

アナリスト村田

慣れれば、ここまでで30分もかからなくなります。

アナリスト村田

この読み方なら、あなたのビジネスへの致命的なバッドニュースは見落としませんし(少なくとも紙面上では)、重要な世の中の論点も把握できますし、ビジネスチャンスを探るほどの広い情報収集ができていることになります。

トレーダー朝倉

日経新聞の理解と活用ができるビジネスパーソンは本当に多くない。
でも、とりあえずこの勉強をして基礎がつけば、一生モノの知識がつくのでは。
村田さん、朝倉君、ありがとうございました!

アキ

時間がない時の速読術
  • まずは全記事の見出しに目を通す
  • 重要な記事・興味がある記事を覚えておき重点的に読む
  • 必須記事は見出し・リード・最初の段落だけでも読む

まとめ

みなさんいかがでしたか?

アキ

私は日経新聞を読むと良いメリットや、難しくて時間がかかって当たり前の理由がよくわかりました。
それから、ゼロからでも、忙しくても必要な基礎知識を着実に身につけて行くためのコツも、よくわかりました。

アナリスト村田さんや、トレーダー朝倉さんは日経愛が強いので差し引いて見ていただければと思っています(笑)
が、やっぱりビジネスパーソンやトレーダーとして、目的を持って日経新聞を情報収集の有効なツールに活用しているのは、私は勉強になりました。

感想や、「こういう方法もあるよ」などあればぜひ教えてください!

日経新聞の読み方まとめ
  • 日経新聞は社会人の基本的な情報収集のツール
  • そもそもレベルが高く難しくて当たり前
  • 初心者はまず用語を丁寧に理解するのがオススメ
  • 基礎知識がつけば速読はできる
  • 分量が多いため自分の仕事内容に応じて記事の優先順位を決めて読む
基礎知識が必要だけど効率よく学びたい、もっと時間を有効活用したい!という方は、「雑誌読み放題サービス」や、スマホアプリで勉強できる 「グロービス学び放題」もぜひ試して見てくださいね。

アキ

どちらも無料お試しがありますが、「グロービス学び放題」は雑誌にはあまり教えていないビジネススキルも学べるのが特徴です。

アキ

【グロービス学び放題】無料トライアル

感想や評判はこちらのページにまとめています。

アキ


雑誌読み放題のサービスとは

アナリスト村田

記事中にも触れましたが、東洋経済ダイヤモンドエコノミストニューズウィークなども読むことでビジネスパーソンとして役に立つ知識を身につけることができます。
日刊では伝えきれない週刊誌ならではの情報の深さがあるのが良い点です。
順に税込690円、710円、670円、460円が楽天マガジンならバックナンバーも毎週最新号も読み放題で380円です。
しかもその他の約200の雑誌も読めます。

アキ

「スキマ時間を上手に使いたい」「日経新聞の購読料はさすがに高いけど情報収集はしたい」という方には、嬉しいですよね。

アキ

auブックパス、FOD(フジテレビ・オン・デマンド)、アマゾンKindleUnlimited、U-NEXTでも読めるのですが、読み放題で読めるタイトルや料金が違います。

アキ

 

サービス名 月額料金 読み放題対象 ひとこと
楽天マガジン 380円 上記4雑誌 200雑誌以上、
一切追加課金なし
auブックパス 562円 東洋経済
エコノミスト
ダイヤモンド
多ジャンル300雑誌以上、
4万冊以上書籍読み放題、
追加で電子書籍も購入可
FOD“" 888円 上記4雑誌 一部マンガも読み放題
フジテレビ番組も見放題
KindleUnlimited 980円 エコノミスト
ニューズウィーク
100万冊以上の本も読み放題
U-NEXT“" 1,990円 東洋経済のみ 動画など追加課金あり
ビジネス雑誌を読みたいなら、楽天マガジンがシンプルで安くて良いですね!
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アキ

一ヶ月無料です!
みなさんも、よかったら覗いてみてくださいね!

アキ

 

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アキ

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2 Comments

あべれいし

日経新聞を読もうか迷っていましたが、この記事を読んで読めそうな気がしました!すぐ購読します!

返信する
アキ

あべれいしさん
コメントありがとうございます!
村田さんの方法はスパルタな方で私も苦労していますが……笑
一緒に頑張りましょう!

返信する

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