「会社を売りたい」M&A・会社売却の相談は誰にすべき?M&A仲介会社の特徴

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こんにちは、アキです!
事業承継では誰に相談すれば良い?
前回の記事では、事業承継や会社売却を検討する時のポイントを紹介しました。
その上で、「では誰に相談すべきなのか」も、慎重に決めたいもの。
そこで、今回はM&A事情に詳しいアナリスト村田さんが解説していきます。

アキ

中小企業の事業継承・M&Aで失敗しない5つのポイント

アナリスト村田

会社売却や事業継承は、なかなか人に相談できないし、そもそも誰に相談したら良いのかわからないと思います。
そこで、相談相手の条件や、おすすめの相談先を紹介しましょう。

事業承継の相談相手に必要な4つの条件

アナリスト村田

会社売却の相談相手を選ぶ時、特に気になるのはこのようなポイントではないでしょうか。
  • 秘密を守ってくれるか
  • 納得できる売却価格を提示してくれるか
  • 会社売却後の事業継承はスムーズ
  • 従業員の雇用や取引先との関係を引き継いでくれるか

アナリスト村田

こういった要件を満たす人と言えば、相談できる相手は限られてきます。
つまり、事業・財務・法務などの知識もあり、業界の人脈があり、何より信頼できる誠実な人間であること。

通常は、長い付き合いがあり信頼できる税理士や会計士、親族、役員には話すこともあるでしょう。
しかし、それだけで十分ではなく、いざ会社売却や事業継承の手続きにはその他の点で専門家の助けは必要になります。
例えば弁護士、ファイナンスの専門家、事業統合のプロ、情報システムの専門家など。

アナリスト村田

そこで、最初の相談相手としては、やはり事業承継に精通しており、専門家などの広範な人脈を持っている人が理想的なのです。

大企業なら銀行や証券会社や大手コンサルタント会社があり、株式配分や資金調達、専門家との仲介などをサポートしてくれます。
そして、中小企業〜中堅企業でもそのようなサービスはないのかというと、ちゃんとあります。

中小企業の売却なら事業承継専門コンサルタント

アナリスト村田

中小企業の場合は、事業承継やM&A仲介に対応している専門コンサルタントやアドバイザーに相談するのがおすすめです。

専門コンサルタントとは、事業承継をしたい売り手から希望の条件などをヒアリングした上で、マッチする会社を探してマッチングしたり、成約に向けた話し合いや条件交渉などを実施したりし、具体的な手続きもサポートする担当者です。

税理士や弁護士、銀行員などはその道のプロではありますが、得意分野が異なるので必ずしもM&Aや事業承継に詳しいとは限りません。
一方、専門コンサルタントはM&Aや事業承継に精通しているプロです。
マッチングについても、買い手や別の仲介会社など広いネットワークを持っているので、最適な相手と巡り会える可能性が高まります。
また、従業員の雇用維持や事業統合といった社長が気になる点など、かゆいところに手が届くでしょう。


アナリスト村田

では、どこに行けば専門コンサルタントに相談できるのか?
これはM&A仲介会社なら間違いありません。
専門コンサルタントを抱える代表的なM&A仲介会社の有名どころは以下の通りです。
  • 日本M&Aセンター
  • ストライク
  • M&Aキャピタルパートナーズ

M&A仲介会社選びの注意点

アナリスト村田

ところで、M&A仲介会社は新規参入も増えつつあって、注意しておきたいポイントもいくつかあります。
  • 仲介手数料が高額
  • マッチング能力が未知数
  • 専門知識・経験が不足

仲介手数料が高額

有名どころの仲介会社はサービスや人材層は充実しているものの、費用が高額になることがあります。最低1000万円、売り手企業の規模によっては2500万円以上も覚悟しましょう。

一方、M&A仲介会社の中には「インテグループ」やリクルートの「事業承継総合センター」のように成功報酬型の会社もあります。費用が気になる場合は、こういった仲介会社なども比較してみましょう。

マッチング能力が不足

そもそもマッチングに適さないケースがあるのも注意。

最近はネットで仲介できる「トランビ」「ファンドブック」「ビズリーチサクシード」なども登場しています。中にはプラットフォームを提供するのみで、マッチングサイトのように自分で買い手探しやを交渉をしなければならない放任型のサービスもあります。

売り手の社長にとって事業承継はさまざまな不安があるものなので、プロを味方として相談しながら進めるのが理想なのに、そういったサポートが少ないのは物足りないかも知れません。あらかじめサービスの特徴を確認してから利用しましょう。

専門知識・経験が不足

M&A仲介の専門会社といっても、レベルや得意分野はさまざまです。
業種は飲食店や小売、製造やITや薬局など豊富なわけですが、業種によって特有の文化や商慣習があるのは事実で、M&Aコンサルタントによって理解度は異なります。

また、事業承継では法務、事業、財務などいくつかポイントがありますが、正しく分析できるかどうかも仲介会社のレベルによって違うもの。

さらに、事業統合や承継の際に、ビジネスをスムーズに継続し、従業員も不安なく承継できるスキームを組めるかどうかも異なります。


アナリスト村田

このように、M&A仲介会社を活用するには、報酬面やサービス面などでさまざまな注意点があるものです。
そこで一番大切なのは、複数の会社・サービスを比較することです。

リクルート「事業承継総合センター」は比較検討がしやすい

アナリスト村田

リクルートが運営している「事業承継総合センター」では、仲介専門会社の比較や検討がしやすい仕組みです。

仕組み・特徴

まず、事業承継総合センターに相談すると、M&Aに詳しい専門コンサルタントが担当として付くので、売却条件や希望について伝えます。
すると、事業承継総合センターが連携しているM&A仲介会社や、センターが把握している買い手リストなどの中から、いくつか最適と思われる候補をピックアップ。
売り手は、センターの専門家のサポートを受けながら、仲介会社や買い手を同時並行で比較検討できるわけです。

3つのメリット

この仕組みのメリットは、3つあります。
1つ目は、事業承継総合センターの基準を満たした仲介会社しか紹介されないので、悪徳業者や実績のない業者に遭遇するリスクを防げる点です。
2つ目として、報酬・手数料やサービス・実績など複数の仲介会社を比較検討できるので、自分に合う仲介会社をスピーディに見つけやすい。
3つ目の、事業承継に関して何でも相談できる専門コンサルタントが付くという点も安心です。

事業承継総合センター 一般的なM&A仲介会社
特徴 事業承継総合センターのM&Aコンサルタントに相談・サポート。
基準を満たして連携しているM&A仲介会社や買い手の中から候補をピックアップし、売り手は比較検討をする。
仲介会社に相談すると、買い手のリサーチや、別の仲介会社との連携によって買い手候補をピックアップ。
メリット ・プロ(M&Aコンサルタント)のサポートが付く
・仲介会社のハズレがない
・仲介会社の比較検討がしやすい
・同時並行アプローチで短期成約も
・成功報酬制
・専門スキルが高く実績がある
・有資格者など専門性の高い人材が厚い
・ワンストップで相談できる
デメリット ・同センターと連携する仲介会社の2社を通すためやや複雑
・在籍するM&Aコンサルタント自身がM&Aの実務を担うとは限らない
・スキルや実績について、当たりハズレが激しい
・優良・悪質の見極めが難しい
手数料 ・トップ面談発生まで着手金なし
・成功報酬制(500万円〜)
・着手金(数十万〜100万円)
・中間金(数十万〜100万円)
・成功報酬(2000万円〜)

まとめ

アナリスト村田

同時並行的に比較するので、成約に至る可能性も増えますし、スピードも早い。
さらに、理想の条件でマッチングできる確率も上がるでしょう。
結果として、「早く高く売りたい」という希望も叶えやすいわけです。
なお、手数料は成功報酬型で、相談は無料、トップ面談が成立するまでは着手金がかかりません。

アナリスト村田

売却は検討している段階だけど、企業価値だけでも気になる……という場合でも、相談可能です。

アナリスト村田

もしこの記事を読んで、無料で相談してみたいとお考えなら話を聞いてみてはいかがでしょうか。



 

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