競争戦略とは | 競争戦略で成功する企業はここが違う。

Pocket

このページでは、競争戦略に役立つフランチャイズについてやさしく解説します。

フランチャイズとは、著名投資家バフェットが好んで使う言葉で、競争戦略でライバル社よりも圧倒的なシェアと収益を可能にする、ビジネスの特権のことです。

ビジネスで圧倒的に成功してる企業の具体的な事例も交えて解説します。
他社との競争で悩んでいる方は、ヒントになるはずです。

競争戦略が成功した大企業

競争戦略で企業が大きく成長した事例とその戦略の内容を解説します。

コカ・コーラ社とアップル社のケースですが、先ほどのフランチャイズをうまく気づきあげた企業です。

ふつうビジネスとは競合他社との終わりなきイタチごっこですが、そのレースから解放してくれる守り神です。

  • 競争戦略の点では、他社が同じような費用をかけてプロモーションや製品販売をしたとしても、シェアや利益を崩すことができずに対抗するのを諦めさせるような自社の圧倒的な強みのことです。
  • マーケティングの点では、原材料費や人件費や広告費などの経費以上のプレミアム――それも他社よりも高い――を、顧客が喜んで支払いたいと思わせるロイヤルティです。
  • 会計の点で言えば、資産価値を上回るほどの利益を可能にする如意棒です。

フランチャイズとは、他社が全く同じ製品を同じコストで作り、同じようにプロモーションを行ったとしても、顧客がより多くのプレミアムを自社製品にだけ支払わせる不思議な力を持っています。

コカ・コーラの競争戦略

たとえばコカ・コーラは、味が似ている商品は山ほどあります。
価格も味も似ているペプシや、大手小売店の味も似ていて価格ははるかに安いプライベートブランドなど。
しかし、どのコーラを買うか選ぶとき、コカ・コーラブランドは最も多くの顧客を引き付けます。
これは、コカ・コーラを魅力的に見せ、プレミアムを支払わせるフランチャイズを持っていると言えます。

アップルの戦略戦略

iPhoneも同様で、機能が似ていて格安の格安スマホは山ほどあります。
中国では、シャオミ(小米)という、徹底的にiPhoneを真似した格安ブランドがあります。

当然、iPhoneの機能がなければ絶対に困るという人もいるでしょう。
しかしiPhoneの顧客の中には、格安スマホの機能でも問題はないが、高い金を払ってでもiPhoneでなければ気持ち的に嫌だという人も多いはずです。

これも、顧客に多くのプレミアムを支払わせる力です。

競争戦略と収益

競争戦略が優れていることで、どのようにして特権的な収益を得られるのか、フランチャイズと差別化、ブランド化と比べながら解説します。

高価格戦略が成り立つが強み

通常、下の式が成り立ちます。

収入―費用=利益

フランチャイズ企業は、他社と費用は同じなのに、より多くの顧客を引き付けるので、収入が増えるのです。
だから他社よりも利益に優位性があります。
これは資産についても同じことです。

つまり、同じような生産技術や生産設備などの資産を持っているのに、自社の方が収入が多く、したがって他社より資産効率も高いのです。
当然、収益力も高くなります。

差別化戦略やブランド化との違い

差別化やブランド化とは似ていますが、それらとは決定的に違います。

競争戦略と差別化

差別化は、機能やデザインや利便性やアフター保証によって生まれます。
もちろん無限のバリエーションがあります。

しかし、それは必ずしも利益に結びつくとは限りません。
いわんや、他社が真似した時に他社以上の超過利益をもたらしてくれるとは限りません。

デザインが違っても、いくら頑丈でも、その差別された強みに対して、顧客が喜んで高い値段を支払い、なおかつ、他社が全く同じことをしても、自社にだけプレミアムを支払わなければフランチャイズではありません。
それはイタチごっこの一環で終わってしまいます。

差別化はいくらでもできますし顧客ニーズを満たす方法も無限の方法があります。
しかし、それが超過利益に結びつかなければ一時的な目新しさにすぎないのです。時には有害ですらあります。

ビジネス上の優位を生まない無駄な差別化のために経営資源をつぎ込んでしまえば、ただ資源を浪費して終わるからです。
むしろフランチャイズを構築するために経営資源を投入しなければなりません。

競争戦略とブランド化

ブランド化も同様で、フランチャイズとは違います。
ブランドは、受けられる品質やサービスに保証を与えてくれます。

プロモーション戦略によって高級感を演出し、減価の100倍の値段で顧客に製品を買わせる力もあります。

しかし、ブランド化それ自体には意味がありません。

ブランドを演出しても、知ってるけど絶対買わないというものはいくつもあります。
広告費に見合う集客効果があり、それが利益に結びつかなければ意味がありません。

また、利益を出すだけでもダメです。
なぜならそれを見たライバルが、その手があったかと真似するからです。

他社も同じようにプロモーションに費用をかければ、ふつうブランド化は真似できるのです。

メルセデスやルイヴィトンだけが高級感を持っているわけではありません。
レクサスやグッチもそれは演出できるのです。

フランチャイズが収益力を強化する

しかし、フランチャイズが優れているのは、他社が同じことをやっても、真似のできない収益性を自社だけに与えてくれることです。
根本的に収益力に優位性があるのです。

差別化やブランドとはよく語られる便利なワードですが、しかしそれでは不十分です。
企業の生み出すキャッシュに興味のある投資家は、「で、それでいくら儲かるの?」と訊きます。
それに対して、「他社に比べてこれだけの超過利益がある」と言えば、それはライバルよりもよい投資先になります。

平凡なビジネスに競争の宝が眠っている

フランチャイズは、このように差別化やブランドと近い意味の言葉ですが、まったく違うという事を認識しなければなりません。
有名だし個性的だけど儲かっていないというビジネスは山ほどあり、投資家はそれを避けなければなりません。

三越伊勢丹やかつてのシャープなど、そのような例は山ほどあります。

むしろ、平凡だしシンプルなのになぜか他社よりも儲かっているビジネスに、投資のチャンスが眠っています。今
やコカ・コーラやスターバックスと聞いてその力に疑いを持つ人はいません。
未来にそのように化ける可能性を秘める企業もあるはずです。

100円ショップのセリアはかわいい雑貨を売りにする小売店で、ABCマートは靴専門店で、どちらもシンプルなビジネスです。
しかしセリアは継続的に10%近くの営業利益を稼ぎ、ABCマートは継続的に10%以上の純利益です。

デフレや人口減少などを背景に西友やダイエーやイオンなど総合スーパーが落ち込んできている中で、何故このような専門店がこれほど強いのでしょうか。
意外なところに、フランチャイズの魔法が潜んでいるかもしれません。

競争戦略まとめ
  • フランチャイズとは、競争でライバルが追いつけない超過利益を上げさせる特権
  • ブランド化や差別化は、競争で優位に立ちライバルを超える利益につながってこそ意味がある

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。