【新聞ニュースがわかる】経済用語に詳しくなる「辞書引き」勉強法。経済用語を知れば新聞がわかる。

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こんにちは!
アキです。

アキ

この記事では、経済用語に詳しくなる「辞書引き勉強法」を紹介します。
ビジネスパーソンの情報収集に役立てるため、日経新聞を読めるようなるのが最大の目的です。
もちろんそれ以外で経済用語を勉強したいと思っている方にも役に立つ方法です。

アキ

こちらの「日経新聞の読み方の記事」では色々な勉強法を紹介しています。
その中で、基礎知識をつける勉強方法の1つとして、さらっと「辞書引き法」紹介していますが、今回の記事はそれを掘り下げた内容です。

アキ

  • 「日経新聞を読んでも記事の内容が理解できない」
  • 「新聞や仕事・日常でもで役に立つ基礎知識を勉強したい」
  • 「政治・経済に詳しくなりたい」
  • 「最低限の経済用語を知りたい」
という方に社会人の方・学生の方にオススメです。

アキ

ゼロからでも日経新聞に載っている経済用語や知識を一通り身につけられるだけでなく、今起こっているタイムリーな情報も網羅しながら勉強できる点がメリットです。

アキ

アナリストの村田さんと、トレーダーの朝倉くんと一緒に、順番に勉強方法を解説していきます!

アキ

STEP1:一部購入し紙面全ページで理解できない用語・記事をチェック

アナリスト村田

コンビニなどで一部を購入し、わからない用語や事柄に印をつけます。

これは何を知っているかではなく、自分が何を知らないかを知るのが目的です。

頻繁に登場する経済・政治用語の例をあげると、こんなものがあると思います。

GDP、消費者物価指数、為替レート、M&A、AI、I oT、経常利益、自社株買い、企業価値、金融緩和、テスラ、テンセント、経団連、固定価格買取制度、労働分配率、社外取締役、ROE、ESG投資、フィンテック・・・
初めてだと意外と知らない用語がたくさんあって、打ちのめされますね。

アキ

トレーダー朝倉

学生や若手社会人ならわからない事だらけなのが当たり前!
何度も使われるのですぐに慣れていくよ。

STEP2:知らない経済用語・記事についてネット・本で調べてみる

アナリスト村田

先ほどチェックした用語について、
外国語の読解と同じ要領で「辞書引き」をします。

アナリスト村田

ひとつひとつに全力を注いでも大変なので、
気負いすぎず「だいたいこんな意味かな」と7割程度の理解でOKです。

アナリスト村田

とにかく広く浅く、「辞書引き」を繰り返す。
質よりも数が重要です。

ケース1:GDPを調べてみる

トレーダー朝倉

ひと通り調べてみると、意外な発見があるはずだ!

トレーダー朝倉

例えばGDPを調べる場合。

トレーダー朝倉

「GDP」とは経済活動の規模を指し、経済成長=GDPアップだ。
内訳は「GDP=個人消費+設備投資+政府支出(公共事業)+貿易」で、GDPのうち個人消費の割合が60%近くもある!

つまり消費は経済成長に大きく影響するとわかる。

トレーダー朝倉

ちなみにGDP世界トップは米国約2,000兆円、中国約1,000兆円、日本約500兆円。
米国や中国の景気が日本でこれほどニュースになる理由は、経済規模も経済どうしの結びつきも大きく、影響力が強いからだ。
経済用語を調べながら、用語の意味だけでなく現実の情勢・背景と結びつけて理解できれば尚良しということですね。

アキ

ケース2:企業・業界情報を調べてみる

トレーダー朝倉

それから特に業界にいる人にオススメの方法はこれ。
就活生なら業界研究でやって見てほしい。

投資欄・企業欄で、「百貨店や総合スーパーが苦戦」という記事を見かけたら、「小売業でどんな変化があるのか?」を調べる。
ネットで「小売 課題」と検索するだけで「アマゾン・エフェクト」「シェアリングエコノミー」「フリマアプリ」などが重要な変化だと知る事ができる。

一方で、ニトリ、セリア、ABCマートが意外なほど儲かっていることに驚くはず。
ということは「背景には消費者の節約志向がある」「ネットでは買いづらい商品の専門店はECサイトに代替されづらいかも」と推測できる。

トレーダー朝倉

これだけでも深い情報収集だけど、さらに知りたいなら消費者の平均所得の推移や可処分所得、ECサイトの購入額を調べても面白いかもしれない。
百貨店やスーパーの記事をきっかけに、ビジネスに役立つレベルの知識になっていくわけですね!

アキ

STEP3:日経新聞の一部買いと辞書引きを繰り返す

アナリスト村田

1部の辞書引きが終わったら、もう1部買います。
そして同じように「全ページに目を通す→わからない箇所に印をつける→辞書引きで調べる」を繰り返します。

アナリスト村田

一度調べたことがある用語が再度出てきた時、忘れてしまっている時もあります。
これは、逆にチャンスです。

トレーダー朝倉

「何度も登場する用語は、重要だから」ですね。

アナリスト村田

頻出の用語をしっかり理解しておけば、今後何度も役に立ちます。
よい機会なので、優先的に憶えましょう。

アナリスト村田

STEP1と2を10回も繰り返すと、新聞の理解度が格段に上がっていて驚くかもしれません。
また、初めは数時間かかっていたのが、半分、さらに半分と減っていくはずです。

STEP4:日経新聞に頻出の経済用語を深掘りする

アナリスト村田

10回も繰り返すと、日経新聞に特有の「頻出用語」があることに気づくはずです。
先ほど挙げたようなGDP、M&Aなどはまさにそうです。

このように新聞記事に触れることで、「今の時代の主要テーマ」がわかります。
また、同時に「弱点のテーマ」も浮かび上がってきます。

「GDPとか物価が頻繁に話題にあがるが、自分はマクロ経済の知識が弱いらしい」
「記事に出る企業に勤めているのに意外と自社の財務状況がよくわからない」
「製造業に居るが自動化やIoT、AIという波をよく知らなかったが役立ちそうだ」

このようなひらめきや気づきはとても大切です。
記事が「自分ごと化」している証拠なので、ぜひそのテーマは深掘りして体系的に知識をつけておくと良いです。

欲を言えば、政治・経済・社会・企業・国際・投資と、日経新聞の主要テーマを一通り理解できるようになるのが理想です。
しかし、現実的に働きながらだと、日々の業務を優先しなければという事情があると思います。

そこで、実益・理解度・興味という観点から優先順位を決めて、まずはできることから少しずつ、深掘りして行く。

例えばあなたのいる業界が食品なら、流通、卸、物流、農業、農耕技術、ライバルの動向、というように。
また、業界の主要企業・人物・技術・地名など固有名詞と、概要の数字(売上、業界規模、産業人口、市場人口など)を把握する。

これをすると、今後の長いビジネスパーソン生活でずっと役に立つ情報収集の基本が身につきます。
課長、部長と役職が上がる、フリー・独立する時などキャリアでも役に立ちます。

アナリスト村田

STEP1〜STEP4を3ヶ月ほど続けるか90部も繰り返せば、かなり経済用語に詳しくなって、日経新聞が理解できるはずです。

アナリスト村田

基本的な事柄はほとんど理解できるので、全ページ30分〜1時間もあれば読めるはず……。
あとはあなたの興味のある分野を中心に勉強を掘り下げていけば良いでしょう。
すごく現実的な方法です!
ありがとうございました!

アキ

まとめ

トレーダー朝倉

ところで経済用語に強いといえば、おそらく国立大学の経済学部出身者はアドバンテージを持っていますよね。
大学受験の時に数学も使うから統計に強いし、センター・2次試験で日本史・世界史・地理・政経も使う。
そして大学では経済やビジネス系の知識を学ぶわけですからね。

アナリスト村田

それは確かに。
実際、経済学部・商学部・経営学部出身の経営者は多いですからね。

アナリスト村田

もちろん、まったく経済の知識ゼロでも地道な「辞書引き」は絶大な効果を発揮します。
ぜひオススメです。
新聞の経済用語の辞書引き勉強法
  • 一部だけを買い時間をかけて辞書引きを繰り返す
  • 実益・理解度・興味の点から優先すべきテーマを深掘りする
  • 固有名詞と数字も把握するのがコツ

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