アキです。
アキ
分量が多くて難しい新聞・・・
できることなら効率的に情報収集したいですよね。
この記事では、普通の読書スピードの人が、新聞を効率的に読むための速読術を紹介します。
このサイトはビジネスパーソンの方が多いため、日本経済新聞を読む前提で考えていますが、もちろん他の新聞でも使えます。
特に忙しいビジネスパーソンの方にオススメできます。
アキ
アキ
もし「そもそも新聞記事の内容がさっぱりわからない」という方は、こちらの記事で「新聞を理解するために必要な基礎知識の解説」をしていますので、そちらをまず読むことをオススメします。
目次
日経新聞を読む時間が劇的に効率化!普通の人でもできる速読テクニック
アナリスト村田
いわゆる「速読トレーニング」ではなく、普通の読書スピードのままで効率的に情報収集する方法です。
「基礎知識がある程度ある方で、記事の内容は理解できる。ただ、効率的に時間を短縮して速く読むための方法を知りたい。」
「たくさんの記事を毎日読むことを疑問に感じていて、取捨選択の方法もあるなら知りたい。」
アナリスト村田
アナリスト村田
アキ
アナリスト村田
アナリスト村田
これを分けて解説します。
大きな記事は見出し・リード文・図表だけを見る
アナリスト村田
アナリスト村田
「経済面」より
アナリスト村田
記事の本文を読まなくても内容が把握できることがあるので、
時間がない時に見出しだけでもチェックするのは理にかなっています。
アナリスト村田
物事の相関図や、グラフ、テーブルなど・・・
アナリスト村田
電子版の方も、紙面購読の方は特に。
経済記事は数字が多いのが読みづらい原因の1つですが、数字は文章で読むよりも図があれば視覚的にわかりやすいです。
アキ
アナリスト村田
この「見出し・リード文・図表式」であれば、おそらく30秒から1分程度でポイントは把握できるのではないでしょうか。
アナリスト村田
細かい数字は、チャート見ればわかります。
アナリスト村田
アナリスト村田
「総合面」など、よほど多くてもせいぜい3記事です。
アナリスト村田
あなたの仕事に応じて、例えば「国際面やマーケット面は優先度が低いので読まない」と決めてしまえば、もっと時短になります。
アナリスト村田
アキ
アナリスト村田
アナリスト村田
小さな記事は見出しだけを瞬間キャッチ
アナリスト村田
これは中身を読む前に、読むべきかどうかを取捨選択するためです。
アキ
アナリスト村田
特に若手で、読み方の基礎を固めている最中ならなおさら。
アナリスト村田
アナリスト村田
アナリスト村田
その結果としてのアマゾンの出品者への協力金の要求。
あなたがECサイトや小売業で通販をしているなら、価格戦略に大きな影響を与えるでしょう。
このようなニュースは突然出てくることもありますが、ほとんどは目立たない「兆候」があります。
「歳暮需要や人手不足…宅配便、年末年始の遅配拡大も」
2016/12/27 日本経済新聞
「ヤマト、未払い残業代支給へ 7.6万人調査、数百億円規模か」
2017/3/4 日本経済新聞
アナリスト村田
こんなシグナルが発覚したら、朝倉さんはどう考えますか?
トレーダー朝倉
僕なら、
供給は限界に来ている
→人材確保のために待遇改善、賃上げ必須
→取引先へのコスト負担増は不可避
→配送料値上げ
→価格を上げることで客離れor意外と客は離れず単価が上がって業績が上がる。
トレーダー朝倉
「ヤマト、27年ぶり全面値上げ アマゾンと交渉入り」
2017/3/7 日本経済新聞
「ヤマトHD、営業黒字転換 17年度下期380億円」
上期(17年4~9月)は130億円前後の赤字とほぼ想定通りになったようだが、下半期は未払い残業代の支払いが一巡。
10月から実施している個人向け宅配料金の値上げも業績を押し上げる。
2017/10/7 日本経済新聞
アナリスト村田
小さな記事でも、特定の企業にとっては重大ニュースだということは珍しくない。
それから初めはベタ記事でも、数日後に大事件として報道されることもあります。
アナリスト村田
一見出し5秒程度でも良いと思います。
アナリスト村田
なんか、今からでも試して見たくなりますね。
アキ
定点観測する記事を取捨選択する
アナリスト村田
アナリスト村田
主に経済面、金融経済面、企業面、法務面(月曜のみ)に対象の記事があるでしょう。
アナリスト村田
業界や仕事内容によって見るべき要素は全く違うので、オリジナルの項目を見つけてください。
アキ
アナリスト村田
アナリスト村田
その誤差を生んだ要因を洗い出して、次の予測の精度を磨いていました。
アナリスト村田
トレーダー朝倉
トレーダー朝倉
Aという上司の機嫌は「家庭内の状態+部下のパフォーマンス+プロジェクト進捗+上層部からの評価+取引先との関係」という要因で決まるとすると、マイナス要因が重なる時は慎重に接する方がベターという。
アキ
アナリスト村田
アナリスト村田
アナリスト村田
あとは人間性という不確実な部分にエネルギーを注ぐのも合理的だと思いますよ。
アキ
まとめ
完全に逆転の発想で意外でしたが、忙しくても、超人的な速読力がなくてもできる現実的な方法だと感じました!
アキ
「新聞記事の理解力をつけたい」
「ビジネスパーソンとして情報収集にも仕事にも役立つ基礎知識をつけたい」
アキ
日経新聞読み方のコツ。初心者・新社会人も今日から実践わかりやすい勉強法
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こんにちは!日経新聞の読み方と合わせて読みましたが非常に参考になりました。コツコツ頑張ってみようと思います。
またこの記事の朝倉さんのように、私も小さいシグナルから自分で仮説を立てられるようになりたいのですが何かアドバイスがあればぜひいただきたいです。よろしくお願いします。
不二子さん
こんにちは!
記事から得るところがあれば嬉しい限りです。
小さなシグナルから仮説を立てられるようになりたいということですね。とても価値があることだと思います。
記事中でも触れているように、業界特有の構造やビジネスドライバーを整理しておくとわずかなシグナルからでも分析できる力がつくように感じます。
例えば、ヤマト運輸のような業界は意外にシンプルなビジネスモデルです。コスト面ではドライバーを雇い、トラックなどへ設備投資をし、鉄道などの配送網も確保。収益面ではアマゾンのような大口顧客や個人顧客からの受注で成り立っています。
となると、ヤマト運輸の事業を分析する時に見るべきポイントは必然的に絞り込まれてきます。仮にどこかの数字に異常値が現れると(朝倉君の例では「ドライバーの人件費」でした)、「何かおかしいかも」という疑問、そしてより具体的な仮説に繋がっていくわけです。
元カルビーのトップ松本晃さんは、新聞のうち事業経営に本当に必要な記事の切り抜きだけを自分のデスクに届けさせてそれ以外は読まない、というのをテレビで見たことがあります。
シグナルから仮説を深めるには、大雑把でも良いので構造を理解してドライバーを絞っておくと便利だと思いますよ。