【科学的】忙しい人が無理なくTOEICで780点取る英語の勉強法

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私はTOEICの最高点が795点です。
その時の勉強法は完全に独学でしたが、実に理にかなった方法だったと思っています。
お金をかけずに効率的に。しかも正しい勉強方法

これから英語を学びたい、TOEICで高得点を取りたい方に役に立てるかもと思い、私の方法をお話しします。

 

まずはTOEICの勉強法を考えた

私の場合、いきなり英語の勉強を始めるのではなく、色々と効果的な勉強方法を模索してから本格的に取り掛かりました。
学生や社会人の方もそうだと思いますが、時間が有り余っていた訳ではありませんでした。

英語の勉強に時間をかけても、勉強方法を間違って成果が出ない

忙しいなか勉強する以上、この結果が私にとって最悪でした。

なので、勉強に取りかかる前に、「どんな英語の勉強方法が最適なのか?」を調べて、失敗しないようにした結果、あるシンプルな方法にたどり着きました。
結果的に、その勉強方法で正解でした。

無理なく続けて半年で720点、その後は全く手をつけずサボっていましたが、3年後再受験した時は1ヶ月集中して勉強しただけで795点でした。

TOEICの勉強の前に英語の勉強

私の場合はTOEICの前に、ある程度英語の勉強をしていました。
資格など一切考えず、純粋に英語のコミュニケーション力を身につけようとしていたのですが、結果的にこれがTOEICにも役に立ちました。
おそらく誰でも再現性のある有益な方法だと思います。

TOEICだけの勉強は苦痛

まず前提として、私は資格勉強は大嫌いな人間です。

極論を言えば、資格は全く要らないので外国人とコミュニケーションできればそれで良い。

と言うか、私の知り合いで外国人相手に英語、中国語でビジネスをしている方々はTOEICや中国語検定など資格勉強をしてませんし、受けたこともありません。
それでも外国人のビジネスパーソンを相手に意思疎通をとっているのですから、資格の必要性を全く感じていません。

すでにビジネスで英語の必要に迫られている方なら、資格の勉強をする暇があれば、実務で使える英語力を身につけるのが優先なのは明らかです。

TOEICで高得点取れるからと言って実務で使えるとは限りませんが、実務で英語ができる人はTOEICで高得点を取れます。

そんな資格嫌いの私がTOEICを受けたのは、学生で英語の単位が免除されるから、と言う面倒くさがりな理由です。

英語ができればTOEICで高得点できる

なので、私は初めにTOEICの勉強ではなく、実務で使える英語の勉強をしようと考えました。
英語ができれば、自然にTOEICでも高得点が取れるはずです。
また、そうすればモチベーションが上がるし、他では全く役に立たない資格のテクニックに無駄な時間を費やすこともないからです。

しかしこの英語そのものの勉強がTOEICでかなり生きます。

現実に役立つ英語の勉強方法

TOEICとは関係ない、実際に外国人と話す時に役に立つ英語の勉強方法の話です。
役立つ英語の勉強方法がこの記事の本題で、私が一番用意周到に調べた点です。
時間を無駄にしたくないので、勉強のための勉強をしたわけです。

それに、効果があるのか半信半疑で勉強を継続するのは心理的に辛いですからね。

ニュートン

英語も含めて語学の勉強方法の本をいくつか読みましたが、参考になったのは以下の本です。

科学的な外国語学習法―日本人のための最も効率のよい学び方」佐伯智義
超英語法」野口悠紀雄
國弘流英語の話しかた」國弘正雄

今アマゾンで調べたら、一番上の「科学的な外国語学習法」「超英語方」は1円で買えました。。
超良書なのに。(2018年6月25日時点)

ニュートン


「科学的な外国語学習法」

脳の構造から、具体的なマーカーの引き方まで、「これなら誰でも成功するだろうな」と思うような内容でした。
私は行為に根拠があれば信頼して時間を費やすことができるのですが、まさに「脳の構造」を解説してくれていたので、「こうすれば外国語がちゃんと身につく」と実感できたのがこの本でした。

赤ちゃんが母国語を完璧にマスターできるのはなぜか?
その理由は観察力素直さです。


観察力

赤ちゃんは観察力が大人よりもはるかに優れていて、微妙なイントネーションや発音の違いも聞き分けれる力があります。
一方、赤ちゃんでも聞き分けられないような発音は、人間の感覚の限界を超えているので話す言語としては淘汰されていきます。


素直さ

赤ちゃんがもう1つ優れているのは、思い込みをせず、「ありのままに受け止める素直」さが優れているからです。

たとえば「八百屋さん」「郵便屋さん」と日常で使いますが、子供はそれを聞いて、働く人の後ろには「〜屋さん」とつければいいのだ、と無意識に仮説を立てます。

そこで野球選手を見て、「野球屋さん」と自信を持って言います。
しかしそれは間違い。大人に「野球屋さんじゃなくて、野球選手だよ」と言われれば、すぐに「そう言うものか」と理解します。

さて、学校での成績が良い学生は、勉強の仕方も上手なのである。たとえば、教科書の重要な箇所に「赤線を引け」と言うと、勉強が出来る学生は、太い蛍光ペンで赤線を引く。ところが、出来の悪い学生は、黒のボールペンで線を引く。
赤線の「赤」と言う言葉の重要性が分かっていないのである。このようなことは、些細なことだ、と思われるだろうが、長年、先生をやっていると、これは重要なことだ、と思わざるを得ない。(202ページ)

言語の勉強では、理屈よりも素直さです。


繰り返す量

そしてあとはひたすら同じことを繰り返すです。
発音でも、表現でも、子供が言語をマスターしていくのは、親の会話をとにかく何度も聞き、間違ってもいいから言語化してアウトプットをして親に直されて、を繰り返すからです。
秘訣も何もなく、ただ圧倒的な量を繰り返してこそ、言語は習得できます。

記憶するときの脳の神経回路の話を聞いたことがあるかもしれませんが、同じことを繰り返すと、神経回路が強化されていきます。

(正しくは、必要な回路にたどり着くまで、様々な回路の候補がある中で、間違っているルートを回避する力が身についていくプロセスを「強化」と言うのですが。)

とにかく、強化されるには、定期的に何度も同じ刺激を与えなければなりません。使わないと、劣化して記憶から抜け落ちてしまい、覚えた発音も正しく発音できなくなってしまいます。

英語の表現や単語の意味も、ただ同じことを繰り返すのが実直なようで、一番の近道です。

私たちは赤ちゃんの頃からそうして言語を習得してきました。
大人になっても、同じことをやれば良いのです。


観察力は、大人の限界はありますが注意深く発音を聞き分けようと意識すればカバーできます。
素直さは、心構えの問題です。
そしてあとは、ひたすら繰り返しです。

英語で一番大切な勉強はリスニング

英語で一番大切なのは、聞く力です。
次に、発音です。

ただし聞くことと発音は表裏一体なので、「聞くために発音できるようになる」「発音できるようになるために聞く」と意識すれば着実に身につきます。
聞いて、発音を聞き分け、意味を理解する力があれば英語ができます。

夏目漱石は英語教師をしていましたが、「英語は耳から」と言って生徒に教科書を閉じさせ、ひたすら発音を聞かせたそうです。

なぜ英語でリスニングが重要か?

言語には読み、書き、話す、聞くの4つがあります。

日本語や中国語のように、表音文字と表意文字が分かれている言語は、読み書きのスキルと話す聞くのスキルは別です。
一方、英語やフランス語の場合は、表音文字です(厳密にはknifeのkは無視するように違うこともありますが)。

聞いたり、話したりをアルファベットでそのまま表現したのが英語の読み書きなので、英語で聞く話すができれば、読み書きもできます。


脳の働きでは、興味深い違いがあります。
ネイティブの英語人は、言語活動は話し言葉から来ています。
言語を理解する時は、必ず耳から理解するようになっています。
では本を読む時はどうしているのか?
文字を読む時は、文字を音に置き換え、音を聴覚的に理解しようとします。
黙読であっても耳です。

なぜなら、すで34項で述べたように、欧米人は、音で本を読むからである。本は目で読むものだ、と私たちは信じている。たしかに、日本語の本は、それで良い。しかし、ヨーロッパの言葉で書かれた本は、口と耳で読むのである。(63ページ)

アルファベットは、表音も文字なので、書かれた文字を発音できなければ、意味が分からない(63ページ)

ほとんどの欧米人は、本を読む時、聞こえるか、聞こえないか位の小さな声を出すか(それは、唇が動いているのでわかる)、または、声帯をほんのわずか震わせている。(64ページ)

非常に重要なので、蛍光マーカーの部分だけでも読み返してください。

つまり、英語は耳で聴けことが全ての根幹で、耳で聴けるようになるには、話せる、発音できるようになるのが最優先です。


TOEICの話とも繋がりますが、私たち日本人はリーデイングが得意でも、リスニングが苦手な人が多いです。学校教育がそうだったからで、私もそうでした。
しかし、だからこそリスニングには伸び代があり、リスニングの勉強は試験を考えてもコスパが良いです。

リスニングを身につけるには?

ではリスニング力をつける方法ですが、非常に単純です。

繰り返し同じものを聞き、発音を真似ることです。

正確に発音できるセンテンスは、聞き取れます(ついでに読めますし書けます)。
長いリスニングの中で、上手く聞き取れない箇所は、文字を見て、発音記号を調べて、正確に発音を真似て、話せるようになれば次は聞けるようになっています。

  • 英語は話せれば、聴ける。
  • 英語を話すには、聴く。
この繰り返しです。


ポイントは、2つあります。

  • なるべく同じ教材を何度も繰り返し聞いてマスターしてください。
  • 多くの教材をこなす場合、必ず1つマスターしてから、次に移ってください。
1つの教材は、全て暗記して、何も見なくても正確な発音で全て誰かに披露できるようになるくらい、使い倒してください。

たとえば私の場合は、NHKラジオ英会話、スティーブジョブズのスタンフォード大学でのスピーチ(約15分)やTEDなどで音声をダウンロードし、スクリプトを印刷し、繰り返し本人になりきったつもりでスピーチの練習をしました。


TEDを使う英語勉強法

初めて聞いた時はもちろんほとんど聞き取れないのですが、スクリプトを目で見て、意味を理解して、あとはスクリプトを見ながら発音を真似て、自分の声を録音してジョブズの声を聴き比べて、本人に近づけて、の繰り返しでした。
何百回読んだかわかりません。

完璧にできたな、と思ったら、また別のスピーチで同じことをしました。

私が練習したTEDの教材でオススメは、
ブライアン・スティーブンソン「不正義について話をしよう」
ケリー・マクゴニガル「ストレスを友に変えるには」
スーザン・ケイン「内向的な人の力」
です。

なぜこれらの教材を選んだかというと、

  • 無料である
  • 音声と文字スクリプトがどちらもダウンロードできる
  • 優れた日本語訳がある
  • 話者の発音が正確で聞き取りやすい
  • 話者の話し方が人を惹きつけるのでスピーチの練習にもなる
  • スピーチの内容が面白いので苦痛でない

TEDは無料でオススメですが、引く男性の声は、リスニング慣れしていないと判別が難しいです。
TEDで教材を選ぶ時の注意点は、

  • TEDは英語ネイティブ以外の人も登壇するので、正確でない発音のスピーカーもいる
  • 有志によってスクリプトが翻訳されているので、正確な日本語訳がないスピーチもある
  • 内容が専門的すぎて、あまり使用しないマイナーな単語が頻出するスピーチもある

この発音練習とリスニング練習をしておくと、ネイティブと話す時にかなり話せるし聴けるようになっています

基礎的な英語耳が出来上がってしまえば、あとは日常会話の言い回しや、あなたの専門分野の単語を覚えるだけで応用できます。

私の場合はTEDでしたが、他にも良い教材はたくさんあるはずなので、あなたも探してみると良いかもしれません。

NHKラジオ英会話は最高の教材

NHKラジオ英会話はコスト、効果共に最強の教材だと思っています。

ラジオは1ヶ月分で良いのでテキストとCDを購入してしまいましょう。
ストリーミングは無料ですが期間限定でしか聞けません。
繰り返し何百回も聞くには、購入しなければなりません。

TEDは大衆向けのスピーチなので、話者は発音もしっかり正確です。
しかし英語の用途はスピーチだけでなく、日常会話が多いはずです。
普段のあなたの会話でも、日常会話ではところどころ早口だったり曖昧な発音になることもあるはずです。

そのような砕けた発音では外国人はお手上げですが、同じネイティブどうしなら何ともなく聞き取れます。

少し砕けた、発音でも聞き取れるということはかなり英語のリスニング力があるということで、それならTOIECのような「絶対にきっちりした会話」は楽に聞き取ることができるようになっているはずです。

ラジオ英会話は日常でよく使える表現を学ぶことができるのはもちろん、あるテキストの文章を、バリエーションを出して色々な砕けた発音をしてくれます。

また、重要表現は細かい舌、唇の動かし方も含めて発音をアドバイスしてくるので正しい発音が身につきます。
英語ならではの流れるようなイントネーションやアクセントの要点も、実に分かりやすく解説してくれます。

1ヶ月分のテキストをマスターすれば、驚くほどリスニングもできるし、発音も上達しているのが実感できるはずです。

私の知り合いの外資系企業の副社長は、朝起きた15分、夜寝る前の15分をNHKラジオ英会話の勉強に当てる生活を1年続けて話せるようになったと言っていました。

プロフェッショナル仕事の流儀に出たこともあるフレンチレストランのサービスマン宮崎辰さんも、NHKラジオで勉強したと言っていました。

TOEICの勉強方法

いよいよTOEICですが、上の勉強をある程度でも行なっていると、TOEICの勉強はとても楽です。
英語耳という基本が身についていれば、習得が早いです。

TOEICのリスニング勉強

TOEICの勉強法も、基本はリスニングです。
勉強方法はTEDやNHKラジオと同じで、「同じものを繰り返し覚えるほど聴き込む」です。

中古で良いので模擬試験のCDを手に入れて、スマホに入れて通勤、通学、寝る前、朝、家事の最中などとにかく一日何時間も聞きましょう。
通勤・通学の時間が長い人ほど、語学力が身につきます。

忙しくても無理なく続けられる理由は、聴く時間が長いからです。
聴くだけなら机に向かっていなくても構いません。

分からない時だけ、スクリプトを見れば良いのです。


やり方は、

  • 1.模擬試験のCD約40分を聞き、スクリプトを見て理解できない単語や表現は理解する。
  • 2.内容が理解できたら、発音を真似てスクリプトを何度も声に出す、
  • 3.すると聞き取れなかったのが聞き取れるようになっている。
あとは40分のCDを、すべて目をつぶっても口からついて出てくるよう朗読とリスニングを繰り返す。

これを毎日やれば、1〜2週間で暗唱できるようになってきており、CDを聞いても完璧に聞き取れて意味も理解できているようになっているはずです。


TOEICの模試をこのやり方で1つマスターすれば、あとは2〜3回の模試で8割程度マスターしておくとリスニングだけで400点は楽に超えられるはずです。
私が795点を取った時は、3回分の模試をマスターしました。

TOEICのリーディング勉強

さて、ここまでリーディングの話はあまりしてきませんでした。

理由は、英語は表音文字なので読み書き話す聞くの全てが耳と口で理解する言語で、聞く話すができれば読むことは自然にできるようになっているからです。

実際、私はリーディングの勉強はあまり熱心にやりませんでした。
試験の1ヶ月前に、模試を5つほど解いたくらいです。


ただし、大問5の文法問題は知識問題です。
リスニングで教材を暗記していればどんな表現が正しいのかはなんとなく分かりますが、あまりメジャーではないがTOEICリーディングでのみ頻出の単語、表現があります。
TOEICならではの単語は覚えて、文法問題は8割程度しっかり解けるようにしておけば良いと思います。


大問6、7のスピードが要求される問題は、TOEICのリスニングのスピードに慣れていれば、ある程度速読ができるので大丈夫です。

860点以上を狙うならもっと工夫が必要だと思いますが、780点レベルならそれで十分。
基本はリスニングです。

TOEICの勉強方法まとめ

語学は頭のよさなど一切関係なく、「どれだけ地道に同じことを繰り返すことができるか?」だけがモノを言います。
試験テクニックではなく、耳で養った英語力があれば、TOEICは楽に高得点を狙えます。
英語力とは、リスニングと正しい発音がほとんど全てです。

英語力にある程度自身があって、TOEICまで時間がない場合は、TOEICの模擬試験のリスニングの発音練習、暗唱練習を3回分やれば700点は取れるはずです。
TOEICの試験勉強だけで伸び悩んだら、NHKラジオ英会話で発音の基礎を固め直してください。驚くほど効果が出るはずです。

他にもあなたの体験談などがあれば教えてください。

この記事で紹介した英語の本

科学的な外国語学習法―日本人のための最も効率のよい学び方」佐伯智義
超英語法」野口悠紀雄
國弘流英語の話しかた」國弘正雄

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