資産運用と人生の話 | 資産運用でたどり着いた投資方法

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私の過去のエピソードをお話します。

なぜ年収200万円の契約社員だった私が、ファイナンスや株式投資に目覚め、大学にまで入ったのか。

そして、なぜ「バリュー株投資」を選んだのか。

をお伝えします。

私はこのサイトでファイナンスについて解説しています。

サイトの目的は、「有益な株投資に役立つ知識を無料で提供すること」です。

わざわざサイトを作ってまで情報提供する理由は、「素晴らしいアイデアを世に還元しつつ、自分の知識の整理をしたいから」です。

私の投資とビジネスパーソンとしてのエピソード

キャリアを考えるきっかけに
私がそうだったように、このサイトを訪問しているあなたもビジネスや投資に興味があり、何かきっかけを探しているかもしれません。

あるいは、ある程度の経験があり、具体的な方法を求めているかもしれません。

もしあなたがキャリアを考えるきっかけを探しているなら、この話は役に立つかもしれません。

私が悩みながら数々の失敗をし、猛勉強をした結果、

バリュー投資に行きついた理由

私の欲や劣等感など昔の恥ずかしい経験も混ぜながら、お話しします。

コンプレックスの生活と資産家からの教え

私が株などの投資に具体的な興味を持ち始めたのは、20代前半でした。

当時は非正規雇用の会社勤めで年収200万円ほど。

生活には全く余裕がなく、将来収入が上がっていくような仕事でもなく希望が持てませんでした。

同僚たちは同じ境遇の中、勉強するわけでもなく、飲みに行ったり、休日は会社のレクリエーションに参加。
パチンコで時間と金を費やすこともよくありました。

(今から考えると、月11~14万円ほどの給料で、ギャンブルでも負けながらどうやって生活していたのだろうと考えてしまいます。)

そんな私も時々参加していましたが、気は晴れるはずもありませんでした。

金持ちの先人に学びを求めた20代前半

時間ばかりが過ぎていくことに、焦りも感じていました。

「このままでは貴重な20代の時間を食いつぶして、スキルも高い報酬も得られない仕事に人生を費やしてしまう」

そこで様々なキーワードで、何か良い方法はないのかと色々探していました。

  • 起業
  • 大企業への転職
  • 不動産投資
  • パチプロ
  • 自己啓発
  • 金持ちになる方法
などなど……

お金はなくても好奇心と焦りだけはありましたから、ブックオフやアマゾンで安く本を買い漁り、図書館も活用して本を読みふけりました。

ネットやテレビでも、「カンブリア宮殿」「ワールドビジネスサテライト」「プロフェッショナル仕事の流儀」などを見て、何となく、ビジネスパーソンからヒントを吸収しようとしました。

資産家の3つの共通点

資産を築いた人の人生を学んでいきながら、自力で資産を増やすための方法にはいくつかのパターンがあることに気づきました。

共通していたのは、大きく3つでした。

  • 統計や法律などの業界知識に精通している
  • 知識を生かして最新の世の中の流れを読むことに長けている
  • まずは雇われでもいいから収入を確保しながら、余裕資金を不動産・株などの投資に回して成功している。

一方、当時の私と言えば……

  • 自己流で経済やビジネスを学んでいるが、バラバラな知識の詰め合わせでも役に立たない
  • ビジネスや投資に必須のファイナンスや経済学も自分は知らない
  • 企業でビジネスパーソンとして働くためにも、マーケティングや会計のことも知らない
  • 株や債券への投資にも興味があるが、どこから勉強してよいのかわからない

 

「お金持ちになるためには、しっかり腰を据えて勉強しなければならない」

そう決心しました。

大学に入り投資の勉強にのめりこむ

思い切って会社を辞め、ビジネス・金融をしっかり学ぶことのできる国公立大学に社会人入試で入学しました。

それからというもの、経済・経営・会計・ファイナンス・金融・マーケティングなど、本当に猛勉強しました。

講義でもしっかり勉強して大学で着々と専門知識を身に着けていき、それを生かして、独学も本を読み漁って、「投資」について深く学んでいくようになりました。

大学の講義よりも、独学の株投資についての勉強時間の方が多かったです。

大学で勉強しながら、将来のプランを考えました。

キャリアと人生と資産のプラン

人生キャリアと資産のことも、数字とロジックで考えました。

1 企業で雇われる場合

大学を卒業すればそこそこの大企業には入れる可能性が高いです。

しかし、大企業は部長クラスでも1000万~2000万円ほど。
22歳の大卒出が、一流企業で60歳の定年まで働いても生涯賃金は3~4億円くらい。
(高給で有名な野村證券で4億円程度)

しかも、人生の大半の時間を仕事やプライベートの勉強に費やしてもその金額です。
また、会社からの給料に頼るのは、どんな大企業でも潰れたり早期退職の可能性がある中で、大きなリスクが残ります。

私が卒業するのは20代後半で、新卒で雇ってくれる企業があるにしても、ハンデは大きいです。

また、最も重要なことですが、私はそれほど体が強い方ではありません。
季節の変わり目など、すぐにカゼを引いてしまいます。

一流企業でビジネスを任されている人たちは、激務は避けられません。
また、何より優秀でなければなりません。

ライバルと勝負して上に行くことで給料が増えていくシステムがほとんどですから、
これでは私は勝ち目が少ない
と感じました。

2 起業する場合

これは真剣に考えました。
会社勤めと違って良いのは、自分の裁量で仕事ができることと、工夫次第で圧倒的に高い給料を得られる可能性があることです。

しかし、いくつかのハードルがあることから、すぐには出来ないと考えました。

「数百万円と、ある程度の軍資金が必要」
「利害関係者との人間関係構築が必要」
「非常に体力を必要とする」

資金がないのは当然でした。
その他の人間関係について、これは決して不得意なわけではありませんでした。

しかし、「学生時代の人間関係だけではビジネスをするのに現実的ではない」こと。

一旦社会人になってからできる人間関係の方が遥かにビジネスに有益なので、

「まずは起業前に社会人になってからでも遅くはない。
ただし、入社してからも起業のための準備は絶対に続け、タイミングを逃さないようにする。今は待ち」

と考えました。

よく「起業するなら今すぐ」と言いますが、私はどちらかというと勝算がどれだけあるのか慎重にじっくり考えたい人間です。

「起業のための準備は今からしっかりしていれば、絶対に遅いということはない」と判断しました。

3 投資家になる

これが私にとって、一番しっくりきました。
実現可能性が高く、性に合いました。

実現可能性は、先人たちが証明している通りです。
バフェット氏、ジョージ・ソロス氏、ベンジャミン・グレアム氏、孫正義氏、村上世彰氏らは有名ですが、それ以外にも株で勝ち続けている人は多い。

もちろん、彼らのように数千億、数兆の資産を稼ぐのは大変でしょうが、私にはそれほど財産は必要はありません。
私と家族、せいぜい孫のことまで考えるのであれば、10億円稼ぐことができれば十分裕福にリタイアできます。

会社員で生涯10億稼ぐのは絶対無理でしょうが、投資家なら可能性は十分あります。
28歳で卒業し、会社勤めで資金を稼ぎ、毎年200万円ずつ株につぎ込みながら、株で年10%で運用すれば50歳で一生分稼げます。

勉強の結果「バリュー投資」に行きつく

株投資にもいろいろな方法があります。

企業の姿ではなくチャートのトレンドを読むテクニカル分析と、株価ではなく企業の本来の力を測るファンダメンタル分析

テクニカル派なら、このようなトレードです。
「数秒から数分で売買し、翌日に持ち越さないデイトレード」
「短期的なトレンドを読み、数日から週単位で売買するスイングトレード」
など。

ファンダメンタル派なら、こうです。
「株価よりも利益や資産に注目して割安かどうか判断する手法」
「財務諸表を丹念に読み込み、業界分析もして企業の真の姿を分析し、株価が十分割安になってから買い、長期保有するバリュー投資」

色々勉強し、試しましたが最終的に私は世界一のバフェットのやり方にならって、バリュー投資を選びました。

バリュー投資への批判

「今更バリュー投資が通用するのか?」
「バフェット流はもう古いのでは?」

大丈夫です。

ピーター・リンチという投資家が「ピーター・リンチの株で勝つ」という著作の中で言っていますが、プロには色々な制約があり、個人で少額を運用する場合はプロの間を突くことができるのです。

プロの制約

ファンドマネジャーが運用する額は、少なくとも100億円以上、多くて数兆円です。

大きなファンドにとっては数パーセントにすぎない投資でも、企業にとっては株式の半分以上を買い占められるケースもあり、企業にも相場にも望ましくない影響力を及ぼしてしまうことがあります。

なので、プロはそれなりに時価総額が大きな企業にしか投資することができません。

また、プロはファンドの出資者やボスに運用結果を報告したり、決算前に運用益の体裁を整えるため、非合理的な売買を強いられることがあります。

自分の直感よりも、投資に根拠を求められます。

冒険をして誰も知らない銘柄を買って利益を上げても怒られることがありますが、「IBMのような誰でも知っている大きな企業に投資して失敗しても、首になることはない」のです。

つまり、プロといってもしがらみから避けられないのであり、これでは資産を増やすことだけに集中した運用ができません。

アマ個人の活路

一方、個人投資家は気楽です。

日本の上場企業3500社のうち、大手のファンドが手を出さないような、小さいほどほどの優良企業は意外と多くあり、個人投資家の活路は十分あります。

個人のバリュー投資家は、時価総額の小さく、見向きもされず割安で放置されている優良企業を探せばよいのです。

小さな酒造屋がご当地ビールを作っても従業員を食わせられるだけのそこそこ利益は出せますが、儲けが大きくなりすぎると、それに気づいた目ざとい大手ビール企業が参入してきて圧倒的な経営資源でつぶされるのです。

しかしほどほどの小さいビジネスであれば大手は見向きもしないので生き残れます。

これなら「個人のバリュー投資が行けそう」だと思ってきたでしょう。

私の場合、時々起こる市場の不安定な時期に安く買うことさえできれば、(なるべく年5回程度)年利10%は充分達成できると考えました。
1年ごとに誰かに報告する義務はありませんし、投資の根拠も説明する必要がありません。

年利回り2~3%の年があってもよいから、トータルで均して10%程度になれば十分なのです。
私は「5~10年という長期で程度で安定して稼げればよい」と思っているので、割安な優良銘柄を買い、あとはがっちりホールドです。
それで、十分利益を上げてくれるのです。

株価の短期的な値動きは予測できません。

しかし、長期的に見れば株価は必ず企業の正味価値や業績に合わせて動きます。

ならば

不確実性の高い短期トレードにいくら精を出すよりも、確実性の高い長期保有が良い

と考えたのです。

買うまではじっくり、買ったあとはただ待てば良いのです。
もし会社勤めなら、依然割安だと思えば次の給料で追加投資してもOKです。
いつか必ず株価は業績についてきます。

バリュー投資のコストパフォーマンスは高い

バリュー投資は手間に対して有り余る報酬があります。

バリュー投資は、財務諸表などを丹念に分析します。
本気でやるなら過去10年分の有価証券報告書を見る必要はあります。

しかも、しっかり読むには経験とファイナンス・財務会計・経済・金融の知識が必要です。

これだけを聞くと、少し尻込みするかもしれませんが、私はそれくらいの手間は全く問題ないと考えました。

なぜならバリュー投資以上に遥かに大変な仕事はたくさんあるのに、圧倒的多数はバリュー投資ほどの収入を得られないからです。

  • 大学や大学院で高度な専門知識を身に着け専門職につく
  • シンクタンクや官庁に所属して経済・業界のの分析レポートをを月30件提出する
  • 新商品のアイデアを練り、製品の試作をし営業もこなす
  • 事業の海外展開の案と、部下のマネジメントをこなす

これらは非常に価値があり大変な仕事です。

バリュー投資もそこそこ大変ですが、これらと同じくらいの労力をかければ投資利益は雇われの給料を遥かに上回ります。

バリュー投資に大学を卒業したりいわんや博士号を取ったり、満員電車で通勤したり、職場や取引先との人間関係に頭を悩ませたりと、そういうことは必要ありません。
であるのに、どのような仕事でも、どれだけ優秀でも、雇われている限り、少しだけ優秀で少しだけ根気のあるバリュー投資家の生涯所得にはかないません。

もしあなたが企業で役職に着くくらいの頭脳と体力があるなら、あなたの時間を全てバリュー投資につぎ込んだ方が、収入のパフォーマンスは良くなります。
おまけに、自由な時間を手に入れることができるようになります。

私は勉強の結果、確率的にそうなることを確信しているので、バリュー投資の手間を大変だと思いません。
むしろ、「なんてコスト効率の良い作業なんだろう」と思います。

天才が投資にのめりこんだら驚異的なパフォーマンスになる

数字や経済に見識がある人ならあっという間に株式投資をマスターしてしまいます。
そのような人にとっては、投資は楽勝です。

バフェット、ソロスや孫正義氏らは数字にも金融知識にも長けた天才であり、彼らの頭脳を投資に使ったから驚くほどの世界的な金持ちになったのです。

バフェットはコロンビア大学でMBAを取りました。
ソロスはロンドン・エコノミックス・クールです。
孫正義氏は飛び級でカリフォルニア大学です。

一方、特許を取ったり、ノーベル賞クラスの天才で、投資や企業をせず億万長者になったという例はどうしても少ないのです。
一流企業でも活躍できるほどの人材のほとんどが、本気で株投資に参入してこないのは、私のような少しだけ強い根気と少しだけ本を読める人間にとって、奇跡的にありがたいことです。

これが、バリュー投資は実現可能性があり、コストに対して効率的な報酬が見込めると思った理由です。

バリュー投資は「じっくり」人間の性に合う

私は瞬間の判断は苦手ですが、じっくり時間をかけて分析するのは得意です。
買うまでは慎重に検討し、「分からなければ買わない」「明らかに割安なら買う」というのはシンプルです。
シンプルな考えほど誤魔化しがききません。

一度買ったあとは、それほど手間がかからず安心していられるというバリュー投資は私の性格にピッタリです。
もちろん日々のニュースはしっかり確認しますし定期的に更新される財務諸表は観ますが、それは大した負担にはなりません。

それでいて、投資の利回りは確率的に保証されています。
さらに良いことに、短期売買と違って売買手数料も抑えられますし、売却した時の売却益10~20%を節約できます。

短期的トレードは不確実で難しい

デイトレーダーで、資産が1年に数倍になっている人もいるようです。
しかしそれは平日は市場が開いている時間、必ずパソコンの前に座り、日々の情報収集も欠かせません。
体力勝負であり、私には難しいです。

テクニカルやトレンド分析は試してみましたがうまく行かず、大損しました。
色々と本を読んだりブログを読んだり勉強はしてみました。
しかし、瞬間の判断は難しいうえ、会社勤めをしながらデートレードは事実上不可能です。
仮に時間があっても、訓練を積めばできるようになるというものかどうか、確たる自信は持てませんでした。

短期的なトレンドは予測不可能です。
それよりは長期の投資の方が、勝つ確率も高く、リスクが減らすことができると考えました。

カビの生えたバリュー投資は勝てる

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